こ た つ



 1月1日、快晴。 今日は零一さんと、うちの家族と、一緒にお正月を過ごしていた。
 食事も終わって、私と零一さんと尽の三人で、こたつに入って話をしていたの。
 もちろん、零一さんは私の隣に座っていた。


 暫くして、テレビに夢中になっていると……。


 ―― ドキッ


 手が冷たかったから、こたつの中に入れてたのに、いきなり握られたからドキドキして……。

 尽だって一緒に座ってるし、恥ずかしくなってきて、零一さんの顔を見る事が出来なかった。

 ……だって、顔赤くなってるのが自分でも判るから。


「そんなに照れるな」


 尽に聞こえないように、零一さんは小声でそっと囁いた。
 照れるなって言われたって……。 零一さんちょっと意地悪だ。

 そんな事を考えていたら、握っていた手を更に重ねるように、握り直してきたの。
 指と指が、しっかりと繋がるように……。


―― ドキドキッ


 ただ手を握られているだけなのに、どうしてこんなにもドキドキするんだろう。


「ねぇちゃん、どうした? 顔赤いぞ?」


 私の顔は、更に赤みを増していたみたい。 
 尽が聞いてくるぐらいだからよっぽどなんだろうな。


「そ・そうかなぁ? こたつに入って暖かくなったからじゃないかな?」

「ならいいけど」


(零一さんのせいなの〜!)

 ……なんて言える訳ないじゃない。 そんな事を話たら、

(ねぇちゃん、手繋いでるだけで顔赤くしてどうするんだよ〜)

 って、いろいろ言われて、からかわれそう……。


 ―― クスッ


「?!」


 零一さんたら、私の反応見て楽しんでる!!! も〜〜ぅ。
 私は、恥ずかしがらずに零一さんの顔を覗き込んだ。

 覗き込んだと同時に、私の手は零一さんの方に引き寄せられて、掌に指が乗っかってきたの。


 ………………。


 私は更に顔が赤くなっていたと思う。
 その時の零一さんの横顔も、ちょっとだけ赤くなっていた。 だってそれは……。


 ―― あ・い・し・て・る


 そう書かれたから……。



   * モ ド ル *

++++++++++++++++++++++++
 □アドガキ□
 こんなんで、ごめんなさいm(_ _;)m
 なんか中途半端のような気も……。

 これを考えていた時、しぇんしぇいは、こんな人じゃな〜〜〜い!
 ……と、思いながらも、強行突破してしまいました///汗)

 まどかに続き、先生もあまり口にしないタイプだと思うので、
 あえてこんな感じにしてしまいました。
 すでにLOVE×2状態の二人ですので悪しからず。