サクラ

                                            書いた人/(=゚ω゚)ノ
BGMは、ケツメイシのサクラです。


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 サクラ



 桜は散りはじめ。
 舞い散る桜吹雪。
 圧巻な景色に、まどかは子供みたいに目を輝かせた。
  
「夢の中にいるみたいだね」

 ポツリ、はこぼした。
 桜吹雪の中にいるは、まどかの錯覚かもしれないが、一瞬どこかの姫のように可憐に映った。
 ドキリとした。
 何の意識もしてないはずの(可愛いとは思っているが)、に、胸が高鳴ったからだ。
 まどかは首を振り、再びを再び見ると、そこにはいつもの美奈子しかいなかった。

「ご、ごっつい桜やなぁ」

 まどかは言う。
 風が、ざっと吹き、桜をより舞い散らせた。

「まどか、来年も来よーね」

 桜吹雪がを包む。まるで桜にさらわれるかのようだった。
 
「ま、まどか・くん?」

 まどかは、気が付けば、の肩を抱いていた。
 が桜にさらわれてしまわないように。

「まどか、で、ええよ」

 まどかは、そのまま美奈子を抱きしめた。
 離したくなかった。
 今までになかった感情。
 それが爆発したかのように。

「ど、どうしたの?」

「ジブンが、いなくなってしまう気がしてん……」

 にどうとられてもかまわない。まどかは素直に自分の気持ちを囁いた。
 抱きしめて、この早い心臓の動きが聞こえたってかまわない、とさえ思った。
 
「そんなわけないよ」

 ずっといるから、とは小さく言った。
 それはまどかの耳に届いた。
 
 再び風は強く吹き、二人の上に桜を散らした。 
 気持ちに気付いたまどかを祝福するように。


 −− hallelujah !



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 超ショートな話ですな。

 ごめん。まどかの桜、3回目見てないから1回目にしちゃった。

 まぁ、これでまどかはときめき状態なわけです。

 めでたし。